2021年11月16日 土木・建築工事

静的破砕【ブライスター】施工事例

前回「ロックラック編」に引き続き、

今回も当社の破砕工事の施工事例のご紹介します(^^)

今日の掘り下げワードは、「ブライスター」

いわゆる、静的破砕剤と呼ばれるもので、

対象物に削孔→薬剤充填→養生させることで、

クラックが入り、効果が得られるというものです。

発破の時のような、「どんっ!」というような衝撃や、

音も発生しないので、住宅街や、市街地での使用に有効です。

定められた削孔径で削孔することや、

安全のための保護具着用や、防護等は必須ではありますが

申請や、資格は必要ありませんので材料のみの販売も可能です。

⇑ 転石をはじめ、施工事例は多数ありますが、

  この現場の場合は、コンクリート製機械基礎の取壊しでした。

⇑ 上から、削岩機を使用して削孔し、

  破砕剤を流し込み、充填させた状況です。

  (充填後、数時間経過しています。)

  外気温や、現場の環境によって反応する時間に変動があります。

⇑ 翌朝の状況。

 さらに反応が進んでおり、クラックの幅も広くなっています。 

 ブライスターでは亀裂発生まで12~24時間要します。

 養生時間を長くとることで、より効果を得ることができます。

⇑  後日、重機を入れてクラック部分をたたいていただくと、

  こんな状態になっていました・・・!

  薬剤を流し込んだ場所がくっきりと出ていますね。

以上の静的破砕も、発破工事と同様

必ず事前に現場確認をさせていただいております。

施工には条件がありますが、可能な限り対応させて頂いております。

お困りの際は、いつでもお問い合わせください。

お問い合わせは、 ( 第一火薬㈱ ☏ 097-532-2554 まで )